（漆喰の傷みが軽度な場合）
漆喰の劣化した部分だけを取り除き、詰め直します。
瓦が割れてしまっている場合は部分交換をします。
小規模な補修工事になりますので、費用も比較的お安く済みます。

（漆喰の剥がれ・崩れが進み、棟瓦が歪んでいる場合や強度に問題がある場合）
棟瓦を取り外し、積み直します。
全ての棟瓦を取り外し、再び積み直しますので、漆喰詰め直しや瓦の一部交換よりも費用はかかります。

（瓦の下の防水紙や野地板が劣化している場合）
屋根から全ての瓦を取り外し、防水紙や野地板の補修、交換を行ってから再び瓦を積み直します。
ただし、瓦が廃盤になっていないか等、工事可能な条件が限られるため、この機会にガルバリウム鋼板を使った軽い金属屋根へ葺き替える方が多いです。

（瓦と下地、双方の劣化が激しい場合）
屋根の葺き替え工事を行います。
既存の瓦の廃材処理費、新しい屋根材の材料費、そして工事費が掛かるので、高額になります。
大規模な屋根リフォームで、工期も長くなります。
最近は耐震性を考えて、老朽化とは関係なく、重い瓦屋根から軽いハイブリッド瓦に葺き替える方も多くなっております。