Q2
太陽光発電システムは、製造時に使われる電気を何年くらいで回収できるのですか?
太陽光発電を評価する一つの尺度としてエネルギーペイバックタイム(EPT)というものがあります。これは、太陽光発電システムの生産時に必要とするエネルギー量をそのシステムが発電するエネルギーによって何年間で回収できるかを数値で示したものです。
京セラの製造している多結晶シリコン太陽電池の場合、太陽電池の生産規模にもよりますが、年産規模100MW、屋根設置型を基準とする場合、EPTは1.5年との試算がなされています(「太陽光発電技術研究所組合のNEDO委託業務成果報告書『太陽光発電評価の調査研究』平成13年3月」を参照)。また、今後、生産規模の拡大及び発電性能向上が進んだ場合には、さらにEPTは短くなるものと予想されています。